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TOKKOの 詩的な生活

TOKKOの 詩的な生活

馬籠宿に向けて (2009/08)

中山道といえば分かりやすいですが
長野県にある妻籠宿から
岐阜県にある馬籠宿に行くには
馬籠峠を越えることになります

私達は車で新しくできた道を
通ったんですけど
車だと時間のかからない距離を
昔は一日かけて歩いたんやと思うと
馬籠峠を超える大変さが分かってきました
正岡子規が「かけはしの記」

   白雲や 青葉若葉の 三十里

と詠んだのは
この峠の頂上なんですねえ
やっぱり一度は歩いてみたい!
そんな気持ちになりました(^^)

楽な車旅ですが
峠を越えると青空が見えて
すごく暑くなってきたので
「男滝・女滝」に寄って休憩をしました

ここは吉川英治の「宮本武蔵」で
武蔵とお通が恋を抱く場所yということです
吉川英治の作品は好きで
よく読みました
ふ~ん、ここかあ。。。

右にある女滝

女滝

「おらあ、峠に飽飽しちゃった。
早く江戸の賑やかな所へでたいなあ。ねえお通さん」
お通は、牛の背から、
「いいえ城太さん、私はいつまでも、
こんな人のいない所を歩くのが好き」
「ちぇ、自分は歩かないもんだからね。・・・
お師匠様、あそこに滝が見えるよ、滝が」
「オオ、少し休もうか。城太郎、そこらへ牛を繋いで置け」
滝の音を心当てに、細道を分け入ってゆくと、滝つぼの崖の上には、人もいない。
滝見小屋があり、辺りには、霧に濡れた草の花が一面に咲きみだれていた。
「・・・・武蔵様」
お通は、立札の文字を見て、その目を武蔵に移してほほ笑んだ。
女男の滝とそれは読まれた。
大小二筋の滝が、一つ渓流へ落ちている。
やさしい方が女滝とすぐわかる。
歩けば休もうというくせに、城太郎は少しも落ちついていない。
滝つぼの狂瀾や、岩間にぶつかってゆく奔流の相を見ると、
その水と自分のけじめが分からなくなったように、
躍り跳ねて、崖の下へ駆け下りていった。

                         ー「宮本武蔵」風の巻・女滝男滝 -

左にある男滝

男滝

城太郎の走り出したい気持ちが
すごくよくわかる(笑)
ひんやりとした涼しい所です
水しぶきは霧状になって
身体中を包み込む
すごく気持ちがよかった(^0^)

もうすぐ馬籠宿です
ここは藤村の「夜明け前」の舞台に
なったところとして有名ですね
藤村の生家は「藤村記念館」になってます

馬籠2

そして
「初恋」のおゆうさんの生家
大国屋さん

馬籠3

お昼はここで食べました

暑いから。。。
私は「冷やしキノコそば」

馬籠5

暑いのに。。。
ダンナさんは「栗おこわ定食」

馬籠4

私もこれにすればよかったなあ
とりあえず
デザートはいただきです(笑)

馬籠5

リンゴの中にアイスが!
美味しかった~♪

馬籠1

さあ。。。
ぼつぼつ帰らんと
月曜日がしんどいね~
と言いながら高速に向かいました。。。






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